「構造用合板 普通合板 違い」を見極めるには、構造用合板がどの規格に適合し、どのような荷重性能を示すかを確認します。日本の輸入商社や型枠・家具メーカーにとっても、用途に合う規格と表示の確認が選定の出発点です。構造用合板は、AS/NZS 2269、CE表示を伴うEN 636、または米国のPS 1など、構造用規格に適合し、応力等級と接着性能を記した表示があります。非構造用合板は見た目を重視して製造され、建築荷重を支える性能等級はありません。Minh Thanh Plywoodは、購買担当者の仕様に応じて家具用合板と建築用パネルを製造しています。
構造用合板と普通合板の違いを先に整理
構造用合板は構造用規格に適合し、強度と剛性の試験を受け、恒久的な接着性能を備え、表示がある合板です。非構造用合板は表面の品質や加工性で等級付けされ、認証された強度はありません。
建築基準、設計者、図面が荷重を受けるパネルを指定する場合(根太上の床、屋根下地、耐力壁の筋かいなど)は、表示のある構造用合板が必要です。それ以外では非構造用合板が一般的な選択肢で、多くの場合こちらが適しています。
価格について、Kosmex(2026年10月21日確認)は、構造用合板が同等の非構造用パネルより20–40 %高いとしています。認証、等級付けした単板、フェノール系接着にかかる費用が上乗せされるためです。工場渡し(FOB Hai Phong)で、当社の非構造用の業務用合板はUS$250/m³、家具用合板はUS$350/m³からです(2026年10月)。構造用の表示が規格で求められない用途では、非構造用合板を選ぶことで費用を抑えられます。
違いは見た目ではありません。厚さ12 mmの合板2枚が、同じプレスラインから出て、同じ倉庫で隣り合って積まれていることもあります。一方にはAS/NZS 2269、CE表示付きEN 636、または米国のPS 1に基づいて試験されたことを示す表示があり、もう一方にはありません。施工業者、検査員、保険会社がパネルの性能を判断する根拠になるのが、その表示です。
構造用と非構造用、根太上の床と既存床の上張りで選ぶ
英国では、まず合板が床そのものになるのか、既存床の上に張るのかを確認します。根太上に新設する床下地には、EN 636-2または-3の構造用Sクラス、EN 13986に基づくCE表示、性能宣言書が必要です。健全な床に張るビニル床材、LVT、カーペット用の上張り・下張りには、厚さ5.5~9 mmの非構造用サンディング合板を使います。屋根、耐力壁、間柱壁は設計者の図面に従います。
英国の建材販売店では、両者を明確に区別しています。Wickes(2026年10月21日確認)は、厚さ12 mmと18 mmの「構造用CE2+」針葉樹合板と、厚さ3.6~18 mmの「非構造用」広葉樹合板を販売しています。
構造用合板とは
構造用合板は、建築物の荷重を支えるために製造・認証され、設計者が設計に使える強度・剛性の値が示された合板です。構造用製品規格に基づいて製造され、試験機関で試験を受け、独立認証機関の監査を受け、各パネルに表示されます。
構造用合板を定義する要件は3つです。
- 構造用製品規格: オーストラリアとニュージーランドではAS/NZS 2269、欧州と英国ではEN 13986に基づくCE表示付きEN 636、米国ではPS 1(性能評価パネルにはPS 2)、日本ではJASです。
- 恒久的な接着性能: 濡れても強度が低下しないフェノール系または同等の接着性能です。AS/NZS 2269ではタイプA接着が必要です。
- 表示された応力等級またはクラス: オーストラリアのF等級(F7~F34)、欧州の曲げ強度・剛性クラス(例:F20/10 E40/20)、米国のStructural Iまたはスパン評価などです。
代表的な用途は、根太上の床、屋根下地、耐力壁の筋かい、コンクリート型枠、梁、ポータルフレーム、I形梁のウェブなどの構造部材です。建築における合板の用途では、建築部位ごとに用途を紹介しています。
非構造用合板とは
非構造用合板は、認証された耐荷重性能を持たず、見た目、平滑性、加工性を重視して製造されます。世界で流通する合板の大半がこの区分に入り、家具・キャビネット用パネル、壁の内装材、ドア表面材、店舗什器、木工製品、展示物、梱包材などに使われます。
非構造用だからといって、弱い、または品質が低いという意味ではありません。サンディングした家具用パネルは、構造用パネルより厚さの公差が小さく、表面材の品質が高い場合もあります。異なるのは、試験で確認された強度値と表示がないことです。そのため、建築基準が構造用パネルを求める場所には使えません。
オーストラリアとニュージーランドには非構造用合板の規格があり、内装用はAS/NZS 2270、屋外用はAS/NZS 2271に適合します。欧州ではEN 636が両方を対象とし、非構造用の汎用クラス「G」と、構造用の「S」は別の製品区分です。オーストラリアやニュージーランドの小売店で「非構造用合板12 mm」と表示されているパネルは、通常AS/NZS 2270または2271に適合します。
構造用合板と非構造用合板を項目別に比較
下表では、購買仕様で指定する項目ごとに両者を比較します。
| 項目 | 構造用合板 | 非構造用合板 |
|---|---|---|
| 製品規格(オーストラリア・ニュージーランド) | AS/NZS 2269 | AS/NZS 2270(内装用)、AS/NZS 2271(屋外用) |
| 製品規格(EU・英国) | EN 636 Sクラス、EN 13986に基づくCE表示 | EN 636 Gクラス、またはクラス表示なし |
| 製品規格(米国) | PS 1またはPS 2、認証機関の表示 | ANSI/HPVA HP-1に基づく広葉樹合板 |
| 接着性能 | 恒久的:タイプAフェノール系(オーストラリア・ニュージーランド)、屋外用接着 | 内装用UF、MR、または用途に応じた屋外用接着 |
| 強度値 | 表示あり:F等級、強度・剛性クラス、スパン評価 | 表示なし |
| 第三者による管理 | 必須:独立認証と監査 | 任意 |
| 表示 | 各パネルに等級表示 | ラベルまたは表示なし |
| 表面等級 | C/Dが多く、外観は二次的 | A、B、または装飾面など、外観を重視 |
| 心板の空洞 | 規格で制限 | 購買仕様で決定 |
| 代表的な用途 | 床、屋根、筋かい、型枠、梁 | 家具、キャビネット、内装、木工製品、梱包 |
| 価格 | 同等の非構造用パネルより約20–40 %高い | 基準価格。工場渡しで業務用US$250/m³、家具用US$350/m³から |
| 決定するもの | 建築基準、設計者、図面 | 購買担当者 |
最も重要なのは「強度値」と「表示」の2項目です。それ以外はどちらのパネルでも選べます。非構造用パネルにフェノール系接着を使うことも、構造用パネルをサンディング仕上げにすることも可能です。
市場ごとに構造用合板を定める規格は何ですか?
パネルがある市場で構造用と認められるのは、その市場の構造用規格に基づいて製造・認証されている場合に限られます。ある市場の表示が、別の市場でもそのまま通用するわけではありません。地域ごとに規格が異なり、オーストラリアとニュージーランドはAS/NZS 2269、欧州はEN 636とEN 13986、北米はPS 1またはPS 2を使います。
- オーストラリアとニュージーランド:AS/NZS 2269。 タイプA接着、F7~F34の応力等級、A、S、B、C、Dの表面等級、第三者認証を備えた構造用合板です。非構造用パネルは、内装用がAS/NZS 2270、屋外用がAS/NZS 2271です。
- 欧州連合と英国:EN 636およびEN 13986。 EN 636は、乾燥条件(EN 636-1)、湿潤条件(EN 636-2)、屋外条件(EN 636-3)における合板の仕様を定め、それぞれに汎用(G)と構造用(S)の区分があります。構造用パネルは、EN 13986に基づくCE表示(英国ではグレートブリテンでUKCA表示)が必要です。性能宣言書を備え、適合性評価システム2+のもとで公認機関の工場生産管理監査を受けます。BS EN 636:2012+A1:2015は、乾燥・湿潤・屋外条件で使う構造用および汎用合板を対象としています。
- 米国とカナダ:PS 1およびPS 2。 PS 1は構造用合板に関する米国の任意製品規格です。PS 2は性能評価された木質構造パネルを対象とします。パネルには、スパン評価(例:32/16)、暴露区分、工場番号を含む認証機関の表示があります。カナダではCSA O121とO151が同等の規格です。
- 日本:JAS。 日本農林規格に基づく構造用合板にはJASマークが表示されます。
欧州では、整合規格の対象となる建設製品にCE表示が法的に求められます。この要件は建設製品規則(EU)No 305/2011で定められ、規則(EU)2024/3110への段階的な置き換えが進んでいます。
構造用合板の等級表示はどう読みますか?
表示された規格に照らし、等級表示を1行ずつ確認します。表示はパネルの証明にあたり、それぞれの記載が個別の確認事項に答えています。
- 規格: AS/NZS 2269、CE表示付きEN 636-2 SまたはEN 636-3 S、PS 1-22またはPS 2。
- 応力等級またはクラス: オーストラリアではF11、F14、F17、欧州では強度・剛性クラス、米国ではスパン評価または「Structural I」。
- 接着性能: オーストラリアでは「A Bond」、欧州ではEN 636の区分(1、2、3)、米国では「Exterior」または「Exposure 1」。
- 表面等級: 例:「CD」(表面C、裏面D)。
- 厚さ: 公称厚さ。米国では性能区分(例:23/32)も記載されます。
- 工場と認証機関: 工場番号と認証機関のマーク。
厚さとブランド名だけを記した表示や、規格を示さない「構造用等級」という表示は、構造用の等級表示ではありません。CE表示付きパネルについては、表示に記載された性能値を示す性能宣言書を求めてください。
仕様書では強度、接着、耐久性をどう区別しますか?
強度、接着耐久性、生物劣化への耐久性は別々の項目です。これらを混同すると、用途に合わないパネルを発注することになります。
| 項目 | 確認できること | 代表的な値 | 規格 |
|---|---|---|---|
| 強度と剛性 | パネルがどれだけの荷重を支え、どの長さまで架け渡せるか | F11、F14、F20/10 E40/20、スパン32/16 | AS/NZS 2269、EN 636とEN 12369-2、PS 1 |
| 接着耐久性 | 接着層が湿気に耐えられるか | タイプA、B、C、D、EN 314-2 クラス1、2、3 | AS/NZS 2098.2、EN 314-2 |
| 生物劣化への耐久性 | 木材が腐朽や虫害に耐えられるか | H1~H6処理、使用クラス1~5 | AS/NZS 1604、EN 335 |
接着性能が優れていても構造用とは限りません。また、構造用でも屋外で無処理のまま使えば腐朽することがあります。濡れた状態が続くデッキには、構造等級、屋外用接着、処理または天然の耐久性を備えた樹種の3項目が必要です。屋外用合板では、屋外用パネルの接着仕様を紹介しています。
構造用合板では木目の方向がなぜ重要ですか?
合板は表面単板の木目に沿う方向のほうが、木目を横切る方向より強く、剛性も高いため、構造性能は2方向で表示されます。欧州のF20/10 E40/20のようなクラスでは、各ペアの最初の数値が木目に沿う方向、次の数値が横方向を示します。このパネルは一方向の強度と剛性が、もう一方向の2倍です。
そのため、床や屋根では表面単板の木目を根太や垂木に対して直交させます。スパン表にも木目の方向が示されています。正しい表示のある構造用パネルでも、向きを誤って敷くと設計時の想定より大きくたわむことがあります。オーストラリアのF等級と米国のスパン評価も、表面単板の木目を支持材に対して直交させる前提です。
非構造用合板と構造用合板は何に使いますか?
建物の荷重を支える構造の一部には構造用合板を使い、それ以外には非構造用合板を使います。用途ごとの違いは次のとおりです。
| 用途 | 構造用合板が必要か | 一般的なパネル |
|---|---|---|
| 根太上の床 | はい | 構造用、さね加工が多い |
| 屋根下地 | はい | 構造用下地等級 |
| 耐力壁の筋かい | はい | 釘打ち仕様のある構造用 |
| コンクリート型枠 | 通常は必要 | 構造用または塗装型枠パネル |
| 健全な床の上張り・下張り | いいえ | 非構造用、サンディング仕上げ |
| キッチンキャビネット、ワードローブ | いいえ | 家具用合板 |
| 壁・天井の内装 | いいえ | 化粧パネルまたは塗装用パネル |
| 店舗什器、展示物 | いいえ | 家具用または化粧パネル |
| 梱包箱、木箱 | いいえ(吊り上げ設計が必要な場合を除く) | 梱包用合板 |
| 建築基準の対象外となる舞台床・台座 | いいえ。ただし荷重を確認 | 厚物サンディングパネルまたは塗装型枠パネル |
床については合板の床材とさね加工合板のガイドを、屋根については屋根下地用合板をご覧ください。
非構造用合板を床に使えますか?
建築基準が適用される建物で、根太上の構造床として使うことはできません。この層には、スパン表が指定する等級と厚さの構造用合板を使い、等級表示が必要です。非構造用合板は構造床の上に張り、ビニル床材、タイル、木質床材の上張り・下張りに使えます。
多くの相談は次の3つに分けられます。
- 根太上に新設する床: 構造用合板を表面単板の木目が根太に直交する向きに張り、指定の施工間隔に従って接着・固定します。
- 既存の健全な床への上張り: 非構造用サンディング合板を使います。厚さ5.5–9 mmが一般的で、下地の板に固定します。合板の下張り材もご覧ください。
- 建築基準の対象外となる家具の台座、舞台、展示床: 非構造用パネルを使いますが、荷重を把握している担当者による確認が必要です。
床材販売店で「非構造用合板」として販売されている床用パネルは、床下地そのものではなく、上張り材です。
CDX合板は構造用ですか、非構造用ですか?
CDXは強度ではなく、表裏の面と接着性能を表します。表面C、裏面D、屋外用接着です。米国では、PS 1またはPS 2に基づいてAPAなどの認証機関の表示があるCDXは、構造用下地パネルとして等級付けされています。表示がなければ、同じ文字が記されていても構造性能の等級はありません。
北米以外では、この文字が汎用の屋外用パネルを指す言葉として緩やかに使われています。CDX、ACX、BCX合板の違いでは、表面等級の表記を説明しています。Minh Thanhは、屋外用およびCDXタイプの合板を、汎用C/D面とメラミン強化またはフェノール系(WBP)接着で製造しています。階段の踏み板や壁下地などの屋外用途に、購買担当者の仕様に合わせて対応します。
構造用・非構造用合板にはどの樹種が使われますか?
構造用合板には、強度が把握され、ばらつきの少ない樹種が使われます。北米ではダグラスファーとサザンパイン、オーストラリアではラジアータパインとフープパイン、欧州ではスプルースとバーチが代表的です。構造用として認証されたパネルには、ユーカリなど密度の高い植林広葉樹も使われます。等級を付ける前に、その構成で樹種の試験を行う必要があります。
非構造用合板は、表面の仕上がりに応じてより幅広い樹種が使われます。バーチ、ポプラ、オクメ、パイン、加工単板、各種熱帯材などです。Minh Thanhの家具用パネルは、標準でホワイト・スティラクスまたはユーカリの心板を使い、アカシアとパインの心板は注文に応じて用意します。表面単板は10種類以上から選べます。計画用の基準密度は、スティラクス500、アカシア580、ユーカリ650kg/m³です。
密度だけで構造用とは判断できません。ユーカリ心板の高密度パネルは剛性が高くても、規格に基づく試験と等級表示があって初めて構造用になります。
表面等級と構造性能は別物です
表面等級はパネルの見た目を示し、構造性能の認証はどれだけの荷重を支えられるかを示します。両者は別の評価で、見た目が良くても強度は分かりません。
構造用下地には、通常、節や補修跡のあるC/D面が使われます。施工後に見えないためです。家具用合板には、見える場所に使うA/A、A/B、バーチD+/D面などが使われます。「B/BBのバーチ」と「F14 CD」を比べるのは、見た目と強度を比べていることになります。
Minh Thanhでは、承認済みサンプルに合わせ、表面と裏面の組み合わせで等級を付けています。ポプラ、パイン、ユーカリ面はA/A、A/B、B/B、バーチ面はD+/D、D/Eです。バーチの等級は欧州のバーチ等級と同程度で、D+はおよそB、DはおよそBBに相当します。これらは家具・内装向けの外観等級です。
等級に世界共通の換算表がないのはなぜですか?
応力等級や積層構成は、各市場の規格がそれぞれの方法で強度を試験・表示するため、別の市場の等級へ一対一で換算できません。オーストラリアのF14、宣言クラス付きのCE表示EN 636-3 S、米国のスパン評価32/16は、それぞれの市場の建築基準に合わせて設計されています。
購買担当者は、設計者が必要とする表示値(厚さごとの木目方向に沿う曲げ強度・剛性と、木目を横切る方向の値)を比較し、プロジェクトの設計者または建築基準に判断を委ねます。欧州向けに認証されたパネルをオーストラリアで構造用として販売するには、オーストラリア向けの認証も必要です。逆の場合も同じです。
ベトナム産の構造用合板を購入するには
ベトナム産の構造用合板も、他の産地と同じように、まず必要な規格と認証を指定し、その後で厚さと表面を決めます。工場が対象市場の認証を保有しているか、認証を保有する工場と連携している場合に限り、構造用の積層構成で製造できます。
発注時は、次の順で確認します。
- 規格とクラスを指定: 例:CE表示付きEN 636-3 S、またはタイプA接着のAS/NZS 2269 F14。
- 証明書と性能宣言書を確認: 対象パネル、厚さの範囲、認証機関の記載を確認します。
- サンプルを取り寄せて試験: Minh Thanhでは、希望に応じてSGSを通じ、購買担当者指定の方法で第三者試験を手配します。
- 到着時に表示を照合: 各梱包の表示を証明書と照合します。
Minh Thanhが製造する非構造用パネルの証明資料には、CARB P2/TSCA Title VI認証(ICTT工場番号23024)、2025年4月から2026年6月までに実施した6回のASTM D6007チャンバー試験(平均0.014–0.032 ppm、基準値0.05 ppm)、および希望に応じたSGS経由の第三者試験があります。構造用の表示は、対象市場の認証保有者が管理します。
Minh Thanhの建築用製品には、建築用合板、塗装型枠合板、屋外用合板、CDXタイプのパネル、LVLがあります。CE表示の取得に対応できます*。
*自社または認定を受けた協力工場を通じて供給します。
内装用と屋外用の非構造用合板、AS/NZS 2270とAS/NZS 2271
非構造用合板には2つの区分があり、接着性能がその違いを分けます。オーストラリアとニュージーランドでは、AS/NZS 2270が乾燥用途の内装用合板を、AS/NZS 2271が外壁材、軒天、看板、屋外の木工製品などに使う、風雨に耐える接着性能を備えた屋外用合板を対象とします。
どちらも応力等級はありません。屋外用の非構造用パネルは、接着層を保ったまま屋外に長期間置ける場合がありますが、強度の表示がなく、検査員が床や耐力壁に使えると判断する表示もないため、構造用パネルではありません。
工場に発注する場合も、接着性能を指定して同じ区分を選びます。
- 乾燥した内装: E0放散量のUF接着。家具や内装用パネルの標準的な接着です。
- 湿気のある部屋: メラミン強化(MR)接着。
- 屋外部材: 屋外用合板のようなフェノール系(WBP)接着。
オーストラリアやニュージーランドの小売店で「非構造用合板9 mm」または「12 mm」と表示されたパネルは、ラベルに適用規格が記載されています。
塗装型枠合板は構造用ですか?
塗装型枠合板は、構造用として認証されていれば構造用途のパネルです。証明書のない型枠パネルは、現場で使うパネルとして型枠設計者が強度を判断する必要があります。表面の塗膜はコンクリートに接する面の仕上げであり、パネルの強度を示すものではありません。
型枠は、支保材の間で打設直後のコンクリートの重量を受けるため、多くの市場で構造用途として扱われます。欧州では建設製品として使う型枠合板はEN 13986に基づいて性能を表示します。オーストラリアでは、専用規格に基づいてF等級が付けられます。構造計算に基づく型枠設計で塗装型枠合板を発注する場合は、設計図書に記載された規格と等級を指定してください。
Minh Thanhは型枠・現場用途向けの塗装型枠合板を製造しており、厚さ公差は±0.5 mmです。
構造用合板と非構造用合板の選定で起きやすい間違い
多くの問題は、ある性能を別の性能と取り違えることから起きます。特に多いのは次の6つです。
- 表面等級を強度等級と誤認する。 「B/BB」は見た目、「F14」は強度を示します。
- 「屋外用」を「構造用」と誤認する。 屋外用接着は風雨に耐える性能であり、耐荷重性能の認証ではありません。
- 「CDX」を構造等級と誤認する。 認証機関の表示がなければ、表記が示すのは表面と接着性能だけです。
- 別の市場向けの表示を指定する。 米国のスパン評価パネルはAS/NZS 2269のパネルと同じではなく、その逆も同じです。
- 構造用パネルの敷き方向を誤る。 表面単板の木目を根太に沿わせると、スパン表で想定した剛性を損ないます。
- 不要な場所に構造用を使う。 キャビネット、内装、家具では応力等級を付けても利点がなく、表面品質を損なう場合があります。
良い発注仕様は、まず用途を明記します。荷重を受ける用途なら次に規格を指定し、それ以外なら表面等級を指定します。
家具工場の非構造用合板が適する用途
建物の荷重を支えない部位には、通常、家具用の非構造用パネルが適しています。構造用パネルより平滑で、表面品質が高く、厚さ公差が小さいうえ、使用できる表面材あたりの費用を抑えられるためです。
Minh Thanhの家具用合板は高品質な家具・内装向けに製造され、欧州が主な市場です。
- 2回プレス: 心板をプレスして厚さを調整した後、表面と裏面をプレスします。
- つなぎ合わせた心板: 心板の層を縦横につなぎ、各層が隙間なく閉じるようにします。
- 小さい厚さ公差: サンディングパネルで±0.2–0.3 mm、最小±0.2 mmです。
- 放散量: E0放散量のUF接着を採用し、CARB P2/TSCA Title VI認証を取得しています(ICTT工場番号23024)。厚さ9、15、18 mmのパネルで2025年4月から2026年6月に実施した6回のASTM D6007チャンバー試験では、平均0.014–0.032 ppmでした。基準値は0.05 ppmです。
- 含水率: 出荷時8–12 %です。
これらの仕様はキャビネット、ワードローブ、内装材に関わるもので、構造用の等級を示すものではありません。
パネル1枚の重量とコンテナ積載枚数
重量は構造用かどうかではなく、心板の密度と厚さで変わります。厚さ18 mm、1220 × 2440 mmの場合、1枚あたりの重量はスティラクスで約26.8 kg、アカシアで31.1 kg、ユーカリで34.8 kgです。
| 厚さ18 mmの心板 | 40HCの梱包数 | 枚数 | 容積 | 1枚あたりの重量 |
|---|---|---|---|---|
| スティラクス | 18 × 55 | 990 | 約53 m³ | 26.8 kg |
| アカシア | 16 × 55 | 880 | 約47 m³ | 31.1 kg |
| ユーカリ | 15 × 53 | 795 | 約43 m³ | 34.8 kg |
梱包の高さは約1,000 mmで、計画積載重量28,000 kg以内に収めます。船会社の予約上限がこれより低い場合は、積載枚数も少なくなります。合意のうえで家具用と建築用パネルを混載することも一般的です。
発注時に構造用・非構造用合板をどう指定しますか?
構造用合板は規格を先に、非構造用合板は表面仕様を先に記載します。発注例を2つ示します。
構造用: 18 mm × 1220 × 2440 mm、EN 636-3 S、EN 13986に基づくCE表示と性能宣言書、フェノール系接着、C/D面、床下地用、全パネルに等級表示、1×40HC、指定港までCIF。
非構造用: 18 mm × 1220 × 2440 mm、ポプラ表面A/B、ユーカリ心板、E0放散量のUF接着、両面サンディング、公差±0.2 mm、キッチンキャビネット用、3 mmの裏板と混載で1×40HC、指定港までCIF。
最小発注量は40HCコンテナ1本で、合意により混載できます。生産期間は30 %の前金受領後15–45日です。取引条件はFOB Hai Phong、CFRまたはCIFで、先に無料サンプルを提供します。2026年10月時点で家具用合板はUS$350/m³、業務用合板はUS$250/m³からで、いずれもFOB Hai Phongです。輸入ルートとして京浜港(東京・横浜・川崎)や阪神港(大阪・神戸)などがあります。保税地域から輸入貨物を引き取る際は、消費税と地方消費税が課され、引取人が納税義務者となります。
仕様を [email protected] または WhatsApp +84 988 586 601 に送ると、数時間以内に返信があります。
よくある質問
構造用合板と非構造用合板の違いは何ですか?
構造用合板は構造用規格に適合するよう試験・認証され、応力等級と恒久的な接着性能を示す表示があります。建築基準で荷重を受けるパネルが求められる場所に使用できます。非構造用合板は表面の等級で評価され、認証された強度はありません。
非構造用合板とは何ですか?
非構造用合板は、認証された耐荷重性能よりも見た目や加工性を重視して製造・等級付けされる合板です。家具、キャビネット、内装材、装飾材、梱包用パネルなどに使われます。オーストラリアとニュージーランドでは、内装用はAS/NZS 2270、屋外用はAS/NZS 2271に適合します。
非構造用合板は何に使いますか?
家具、キッチンキャビネット、ワードローブ、壁・天井の内装、店舗什器、木工製品、ドア表面材、展示物、包装、木箱などに使います。枠で支える部位や、建築荷重を受けない部位が対象です。
非構造用合板を床に使えますか?
建築基準が適用される建物で、根太の上に載せる構造床としては使えません。表示のある構造用合板が必要です。既存の構造床の上に重ねる上張り・下張り材や、建築基準の対象外となる家具の台座・舞台床には使用できます。
CDX合板は構造用ですか?
米国では、PS 1またはPS 2に基づきAPAなどの認証機関の表示があるCDXは、構造用下地パネルとして等級付けされています。「CDX」という表記だけでは、C面・D面と屋外用接着を示すにとどまり、認証表示がなければ構造性能の等級はありません。
合板が構造用かどうかは、どう見分けますか?
表面または端面の等級表示を確認します。表示には、規格(AS/NZS 2269、CE表示付きEN 636、PS 1またはPS 2)、応力等級またはスパン評価、接着区分、認証機関が記載されます。表示がなければ構造性能の等級はありません。
構造用合板は防水ですか?
接着層は恒久的な性能を備えています。AS/NZS 2269ではタイプA接着が求められ、EN 636-3のパネルは屋外用接着試験に合格します。ただし、木材自体は防水ではないため、濡れた状態が続く場所では処理や保護が必要です。
合板に表示されたF11は何を意味しますか?
F11はAS/NZS 2269の応力等級で、パネルの曲げ強度と剛性の試験結果に基づきます。F値が高いほど強度と剛性が高く、同じ厚さ・スパンならF14はF11より大きな荷重を支えます。
マリン合板は構造用ですか?
BS 1088またはAS/NZS 2272に適合するマリン合板は、恒久的な接着性能と耐久性のある樹種を備えた造船用の品質規格品です。建築基準に基づく構造用パネルとして自動的に認証されるわけではなく、構造用の表示も必要です。
構造用合板は非構造用合板より強いですか?
素材そのものの強度で常に上回るとは限りません。密度の高い広葉樹の家具用パネルは剛性が高い場合があります。違いは、構造用合板の強度が試験・表示され、設計者が設計に使えることです。非構造用合板は、書面上の強度が定められていません。
Minh Thanhは構造用合板を製造していますか?
Minh Thanhの主力製品は家具・内装用合板で、非構造用です。建築用製品には、塗装型枠合板、屋外用合板、CDXタイプのパネルがあり、フェノール系(WBP)接着を採用しています。CE表示は、工場または認定を受けた協力工場を通じて取得できます*。
非構造用合板は屋外で使えますか?
屋外用として製造された非構造用合板に限り、フェノール系(WBP)またはメラミン強化接着を採用したものを、外壁材、看板、屋外家具などに使用できます。AS/NZS 2271の合板がその一例です。UF接着の内装用パネルは、乾燥した室内で使用してください。